私の夫はフランス生まれの日仏ハーフです。
顔はほぼフランス人で、日本人だと思われることはほとんどありません。
身長も182センチと高く、手足も長いため国産の服では丈が足りないことがよくあります。
彼は服にはあまり関心がないので3L、4Lなどの大きな服を着ていることが多いのですが、痩せ型なのでぶかぶかしていて不恰好な印象でした。
しかし節約主義で服を買うなんてムダだと言い、いくら指摘しても自分で新しい服を買うことはありませんでした。
そんな、おしゃれに興味のない彼がフランス人みたいなボーダーのシャツを着てみたいと言ったので、39歳の誕生日プレゼントはセントジェームスのバスクシャツを贈りました。
セントジェームスはフランスの老舗ブランドで、私も20代のころには愛用していました。
厚手でゴワゴワしたコットンの生地が着るほどに体に馴染むので気に入っていました。
袋を開けると色や形など彼の理想どおりだったようで、一気に笑顔になってくれました。
着てみると、硬くて頑丈そうでまさに質実剛健といった感じのコットンが彼の好みにぴったりで、大切に着ると約束してくれました。
洗濯すると少し縮んだのですが海外製だけに彼の体とのバランスがよく、来た姿は本物のフランス人のようでした。
定番の生成りにネイビーのボーダーを購入しましたが、ネイビーと緑なども使いやすそうなので次の誕生日は色違いにしようと思っています。