数年前のことのですが、母の誕生日が近くアクセサリーをあげようと思い、いろいろお店をまわったのですがなかなか「これがいい」と思うものが見つかりませんでした。
そんなとき、たまたま手芸ショップのユザワヤさんを歩いていたらネックレスのキットが売っていたのです。
一人じゃ出来ないとあきらめていたら、たまたまお店にある掲示物のなかにワークショップというのがあったのです。
○曜日の○時に何をやるかというのが書かれてたのです。
その中にビーズアクセサリーというのがありました。
予約制なので店員さんに言って予約させていただいたのです。
当日いくと講師の先生がいて他にも参加される方がいると思ったら私だけでした。
ユザワヤではキットがうっていて、好きなのをかいそれを講師の方に教えてもらいながら、作っていくという感じなのです。
最初はなかなかうまくできなかったのですが、何度か回数をこなすことで、形になっていきました。
一度では終わらなかったので、2週にわけてしあげた感じです。
何とか母の誕生日前につくることができました。
週末に家族で実家を訪れ、母にプレゼントしました。
実家には父とダウン症の妹がいます。
誰も母の誕生日を祝わないのは子供の頃から知っていました。
なので私と主人と娘3人で私のプレゼントに加え、母の好きな食べ物を買ってお祝いをしたのです。
そしたら凄く喜んでその場で私が創ったネックレスをあけてすぐつけてくれたのです。
そして私たち親子が帰宅するまでずっとつけていてくれてました。
嬉しいと母は言葉にはしませんでしたが(多分、父の顔色を伺ったのだと思います)言葉にしなくても表情だったり雰囲気で嬉しそうだということが見ていれば分かったのです。
今までたくさん苦労してきた母です。
これといって親孝行らしいことできていませんでした。
だからせめて誕生日に母を笑顔にさせてあげたいという気持ちで作ったのです。
父がいる前であげたりしたら、あとで母にしわ寄せがくるんじゃないかとかいろいろ考えましたが、結果的にあげてよかったと思います。
父は案の定、いい顔してませんでした。
でもそんなこと気にしてたら何も出来ません。
あのときネックレスを母にあげてなかったら、きっと後悔していたことでしょう。
そう考えると勇気をだして、ネックレスをつくり母の誕生日を祝うことができ心からよかったと思ってます。