私と元彼とが交際していたのは30代後半の頃でした。
彼が他県で勤務することになったので自然消滅した形で別れてしまっていましたが、50代に入り共通の友達夫婦に声をかけられて、集まりや飲み会で時々顔を合わせることがありました。
もうその時は、昔のことは昔のこととして、互いに旧友同士として皆との集まりを通して、年に一、二回接するようになっていました。
会った時は変わっていないなあと胸に時めくものを感じましたが、彼は既に結婚していましたし子供もいる既婚者でしたので、そこの所はわきまえて接していました。
ところが一昨年の春に、私と彼との共通の友人夫婦の御主人の方が膵臓がんで余命半年と宣告れたのです。
私も彼も奥さんの方からこのことを伝えられてショックを受けました。
私達が御主人にしてあげれる事を彼と二人で話し合った結果、御主人が自宅療養している間に他の友人達にも声をかけて集まろうという事になりました。
皆の都合もあるので一ヶ月に一度位のサイクルで御主人の体調がいい時に集まるようにしました。
8~11月の間は御主人宅に私や彼や他の友人も集まって楽しく過ごせたのですが、最初の頃は元気だった御主人も冬に入る頃には起き上がれなくなってきたので集まりは中止となり、他県からやってくる彼と待ち合わせをして見舞いに行くようになりました。
そんな日々が続いていたのですが、御主人は12月20日に容態が悪化し亡くなられました。
彼は仕事の都合で御葬式には参加できず、私と友達だけ参加しました。その後も彼とはメールのやり取りはしていましたが、お互いに忙しくなり会えなくなりました。
友人夫妻を見舞いに行くときは忙しい中、自宅まで迎えに来てくれたり奢ってくれたりしてもらっていたので、何か感謝の気持ちを込めて2月の彼の誕生日に贈りたいなあと思っていました。そこで思いついたのがTabioのゴルフソックスでした。
ここのソックスは履き心地がいいと評判でしたし、私も実際に履いて良さを実感していました。
彼との会話の中でゴルフが趣味だと聞いていたので、彼が2月に亡くなった御主人の法事に参加した時に誕生日プレゼントとして渡しました。
その後彼から電話があり彼は靴下にはうるさいらしく「この靴下は履きやすそうでいいよ!」と喜んでくれました。次は還暦祝いにTabioのソックスを贈ろうと思っています。