サークルで知り合った年上の恋人がいました。
当時私はまだ大学生です。
彼は先に社会人になり、転勤で大阪から名古屋へ引っ越ししていきました。
大阪と名古屋は簡単に会える距離なのですが、とても激務で、会えるのは3ケ月に一度でした。
お互いが大学生だったころは毎日一緒にいたので、寂しかったのを覚えています。
もちろん、誕生日も一緒にお祝いしてあげることが出来なかったので、大学生時代から彼が憧れていて、持つことが出来なかったブルガリのキーケースをサプライズで贈ることにしました。
大学生にとっての3万は大きく、短期バイトを複数掛け持ちしなければいけませんでしたが、それでも相手の喜ぶ顔が見たくて一生懸命になりました。
誕生日当日、何も知らなくて驚いた彼から電話です。
感謝とともに、怒られました。
こんな高いものを購入するくらいバイトをする時間があるなら、勉強出来る間にしなさい。と。
そして、軽くプロポーズされちゃうんですよね。
「俺は転勤族だから、将来ついてきてもらうときに、手に職があったほうが安心だろう。今の間になんでも出来ることはしたほうがいいよ」
とってもうれしかったです。
残念ながら、転勤を繰り返す彼にはいつの間にか新しい彼女が出来ていて、結果お別れすることになったのですが、自分の中でいちばんがんばったプレゼントです。
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