2年ほど前になりますが、従兄弟の息子が2回目の挑戦で司法試験に合格した際に送ったペリカンの万年筆はほんとに喜んでもらえました。
司法試験自体が難しい試験で、受験するまでにも学費、書籍代諸々かなりの金額と時間を費やしての合格を勝ち取って、直後になんともいえない興奮した状態で報告してきたのを覚えています。
合格後は安泰かと思いきや修習生として一年を過ごさなければならず、金銭面の負担はしばらく続くことを聞いていました。
スーツや靴等の必要な身の回り品に関しては、自分のできる範疇で調達していたようですが、筆記具が学生の持つようなものを持っていたのを見ていたので、好みに合うかどうか迷いながらペリカンの万年筆を選択し、合格祝いとして渡しました。
実は、万年筆を買いたかったのだが、他のものとの関係で諦めていたので、ありがとうと電話が入りました。
それに本人がカタログで見て買おうと思っていたものらしく、品物自体も気に入ってくれてホッとしました。
人にプレゼントを送る際には、気に入ってもらえるかどうかはもちろんですが、喜んでもらえるかが送る側としては気になるところですが、このプレゼントは喜んでもらえてこちらも嬉しかったものです。
今もその子のスーツのポケットに万年筆がさしてあるのを見るとなんとも言えない気分です。