母の好きなユーミンのCDにお金をかけずにサプライズ演出

カゥガール・ドリーミン/松任谷由実

このアルバムが売り出された当時、私は高校生でした。
当時母は、育児が一段落して 仕事と家事の間に少し余裕ができ、家事をしながらCDを聞くのが楽しみとなっていました。

なかでも好きなのは松任谷由実さんと槇原敬之さん。
毎年、母の誕生日に何を贈るか打ち合わせをするのが我が家の暗黙のルールとなっており、槇原敬之さんのCDは昨年弟があげていたので何にしようか散々悩んで、ユーミンのCDに決めました。

 

 

しかし、CDショップでギフト包装してもらっても、CDは小さな正方形…、包装は華やかでも何か物足りなくて、何かを買い足そうか、それとも別のものを買おうか、誕生日を目前にして、どうしたらよいものか迷い始めてしまいました。

見れば見るほど貧相な気がしてきて、でも高校生の私にはお金もなく、できることも行けるお店も限られており、やはりCDにするしかない、と腹をくくりました。

さて、この貧相さをどうしたものか…、悩んでも悩んでも解決策が浮かばず、うじうじしてるのにも飽きてしまって、まずは行けるお店に行ってみて考えよう!と思い立ち、近所の大手文房具店へ自転車を走らせました。

 

あれこれ店内を見て回り、私の目にとまったのはカラフルな油性太字マーカーでした。
CDのカバーに合いそうなピンクと黄色を選び、家にすっ飛んで帰りました。

包装をそーっと外し、CDのケースにハッピーバースデーと書いたり写真をなぞって派手にしたりしました。
プレゼントを見た母はキャーッと大喜びしてCDのフィルムを今でも引き出しにしまってくれています。

あれから約20年、今思えば、何をしてるかなんて、きっとバレバレだったことでしょう。
恥ずかしくも微笑ましく当時を思い出します。